大分小動物病院

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院長あいさつ

家業を継ぐのも面白いかもしれない。そこからスタートした過酷な学生時代。

 私が獣医師になったきっかけは家業の継承です。
元々横浜国立大学の工学部に進学していましたが、大学2年生のときに両親から実家の動物病院を継がないかと相談を受けました。
当時まだはっきりとした将来の目的もなく大学生活を満喫していた私は、獣医師になるのも面白そうだな、という単純な理由で父の出身大学である麻布大学を受験してみる事にしました。不合格だった場合はそのまま工学部を卒業してエンジニアの道を進もうと考えていたので、工学部の授業や試験と並行して大学受験の準備をしなければならず大学生活は一変しました。運良く麻布大学に合格する事ができたため横浜国大を中退したわけですが、横浜国大時代の一般教養課程の単位が麻布大学でも認められたため、またしても遊び呆ける日々に舞い戻ってしまいました。

 しかし獣医学部の2年に進級したあたりで壁にぶつかる事になります。
獣医学生でありながら生物学の知識をほとんど持ち合わせていませんでした。何しろ高校時代は物理と化学を選択し麻布大学も物理で受験しておきながら、単位を持っていたためろくに授業にでていない日々を過ごしていたのです。私の生物の知識は中学生レベルで止まっていました。
これはまずいと思いながらも一度浸かったぬるま湯から脱出するのは容易ではありません。そこでカンフルとして麻布大学で最も過酷といわれる第一外科研究室に入室しました(運良く入れました)。

 そこは噂通りの厳しい環境で、日常の授業に加えて動物の世話、付属動物病院の手術手伝い、研究室の実験と体力の限界まで労働しなければならず、帰宅した瞬間に意識がなくなるような日々でした。現在夜10時まで病院を開けていて獣医仲間からは
「よくその時間まで診察できるね」と感心されますが、この時代が私のベースになっているので何ほどにも感じません。
この研究室の教授と助教授のお二人は私の生涯の恩師であり目標です。
実験の時に教授の言った「出来ないじゃない、やるんだよ!」という言葉は今でも胸に焼き付いており、その言葉を深く心に刻み込みながら、日々の診察に打ち込んでいます。

海外で得た「理想のチーム医療」のイメージ

 大学卒業後、3年間勤務獣医師として動物病院で働き、臨床医としての基礎を学びました。
小動物獣医師は犬、猫、ウサギなどの多種の動物の全科診療をこなさなくてはなりません。また動物医療の高度化が進んでいる事もあり、一人の獣医師がすべてを診る時代ではなくなってきていました。そのため、自分はどの分野を重点的に勉強していこうかと考えるようになりました。そこで動物医療先進国のアメリカの現場を見てみたいと考え、1年間ニューヨークのアニマルメデイカルセンターに留学しました。

 細分化された色々な診療科を見て回りましたが、一番感銘を受けたのが眼科でした。今までに見た事のない治療や眼科手術を見学して、専門家としての知識や技術を十分に発揮できる眼科分野に魅せられました。自分はこの分野を極めたいと思いました。またAMCでみたのは獣医の専門の細分化だけでなく、動物看護師の専門化でした。それぞれの科に担当看護士がいるのに加えて、レントゲン担当、手術担当、麻酔担当看護士などもいて、自分だけの仕事を持っているためスキルと共に高いプライドを持って働いていました。
獣医師と看護士が対等に仕事をするチーム医療を目の当たりにし、自分の作りたい動物病院のイメージが漠然と培われたのかもしれません。

仲間とともに、飼い主様の支えになるような医療を目指します。

 大分に帰ってきてからひたすらに眼科の勉強をしました。少しずつ症例を紹介してくれる先生も増え、眼科診療に関しては信頼されるようになったと感じています。

 現在当院では全科一次診療および眼科紹介診療を行っています。 全科一次診療はスタンダードな治療、オーソドックスな治療を心がけています。医療は日々発展しているため、常に最新の治療が存在します。 しかし新しいが故に長期的な効果が立証されていない治療も多々あります。 当院では時間の経過に耐えたより確実な治療を行う事を基本とし、それで対応できない症例は大学病院、あるいは近隣のその分野において信頼できる動物病院をご紹介するようにしています。

 眼科紹介診療においては、もちろんスタンダードな治療を基本としますが、それで対応できない症例は当院において最新の治療を厳選して実施する事もあります。地域の眼科疾患を持つ動物は、主治医の先生と連携をとりながら最後まで、責任を持って治療に当たりたいと考えています。

 また、動物看護師がスキルアップできる環境作りも大切にしています。スキルアップがプライドを育て、プライドを持って働く事が仕事の充実感を高め、スタッフの幸せにつながると考えているからです。そんな仲間と共に、動物の、飼い主さんの支えになるような医療を提供していきたいと考えています。

大分小動物病院 院長 吉野 信秀
経歴
  1. 1999年  麻布大学獣医学部卒業 東京にて勤務
  2. 2002年  ニューヨークアニマルメディカルセンターにて研修
  3. 2003年  本院勤務
  4. 2008年  院長に就任
お問い合わせは097-534-5576(休診:木曜午後、日曜日、祝日)
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